法事
今日は実家の祖父母の法事をしてきました。
祖母が23回忌
祖父が7回忌
知らない間に月日がずいぶんたってますね、数字にすると実感します。
祖母の記憶は入退院を繰り返していたことや編み物をせっせとしていたこと。
祖父の記憶は一輪車の前に乗せてもらって畑に連れてってもらったことや、
亡くなる直前の話が印象的です。
祖父は肺気腫を患い、大好きなたばこを吸えなくなりましたが、
診療所のお医者さんとある約束をしていたようで
『おれがもうダメやって時は、煙草を一本吸わせてくれ』
祖父は晩年は自宅で寝たきりになりましたが、
ある日母が祖父の様子がおかしい事に気づき、すぐに診療所のお医者を呼びつけたところ
お医者は様子を見た上で
煙草を一本差し出し、火を付けてあげ
祖父はそれを思いっきり吸って
「ありがとう」
と、すっきりした様子で人生を終えました。
私の祖父母たちは4人とも他界しています。
みな、病気で亡くなりましたが
実家の祖父だけが最高の最期を迎えた人やと思っています。
そんな話に花を咲かせたり
孫の子どもたちが走り回るのをみんなで笑ったり
良い時間でした。
命は続いていくのですね。
私にも、おじいちゃんおばあちゃんの血が流れてる。
これを絶やさず、繋げていきたい。
どうか、いつかいつかでいいから
授かれますように